朝青龍が大統領代行へ就任の怪www将来は国家元首との声も?

なんと、あの大相撲の元横綱朝青龍がモンゴル大統領代行へ就任したそうで!

7月7日に行われた任期満了に伴う大統領選の決選投票で、当初優勢と見られていた与党のエンフボルド氏を野党のバトトルガ氏が破ります。

そのバトトルガ氏の裏で大活躍したのが元朝青龍こと、ドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(36)だと言われています。

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という事で将来は大統領へ?

なんて声も聞こえているとかいないとか。

モンゴルで今、一体何が起こっているのか?

を調べてみました。

 

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ドルゴルスレン・ダグワドルジのプロフィール

名前 ドルゴルスレン・ダグワドルジ(Долгорсүрэнгийн Дагвадорж)

生年月日 1980年9月27日 36歳(2017年8月現在)

身長 184cm

四股名 朝青龍明徳

http://shinbishika-guide.com/より

朝青龍といえば怪我と偽って夏の巡業をズル休みしたにも関わらず、後に本国でサッカーをしている映像が流され袋叩きになった等のおちゃめなエピソードを数多く持っていますが、

そんなハチャメチャなキャラとは裏腹に、モンゴルへ帰国してからは、サーカス、銀行、レストラン、リゾートホテル、ビール工場経営等、数多くのビジネスを手がけ大成功を収めたそうです。

一説に総資産は100億円をくだらない、とまで言われていますが、その資産力を活かして選挙戦に勝利した、ともいえるかもしれませんね。

 

モンゴル国民投資銀行について

因みに彼が経営している銀行とは、2006年に設立されたモンゴル国民投資銀行。朝青龍は同銀行の58%の株を所有している筆頭株主で、兄のドルゴルスレン・スミヤバザルも9%を所有しています。

金利も新興国らしく高く、定期預金だと13.5%前後。しかし今年2月にはモンゴルがデフォルト寸前まで追い詰められますが、日中韓、IMF、アジア開発銀行等の協力を得てなんとか回避。

という事で、経済的には不安定だけれど、背後に各国がついていると考えれば投資リスクも抑えられ、さらに朝青龍が政府の要職に就き、今後日本との絆が強まるであろう事を考えれば、破綻するリスクはかなり低下するのではないでしょうか。

といって、投資を薦めているわけではありませんからね^_^;

モンゴルは北朝鮮とも仲がよいという事もあってか、以前朝鮮総連が本部ビルを競売にかけられた時にモンゴルに本拠を置く企業が落札して話題になりましたが、北朝鮮対策としてのモンゴルという国の位置づけも忘れてはなりません。

 

選挙結果

話は前後しますが、選挙結果は野党のバトトルガ氏が

https://ja.wikipedia.org/より

与党のエンフボルド氏を、

http://vom.mn/より

61万票vs49万票(しかし白紙票が10万票!)で下し、第5代大統領へ就任。

投票率は60.41%という事でした。

敗因は汚職疑惑や財政緊縮策への不満と言われていますが、さらに輸出の8割が中国向けという事で、バトトルガ氏は中国依存の構造からの脱却訴え、それも功を奏したとも言われています。

つまりロシア・中国に囲まれ地政学に厳しい環境にあるモンゴルとしては、中国への依存率を下げつつ、各国と仲良くしていく必要があるというのが今のモンゴルのおかれた厳しい立場。

 

豊富な地下資源

また、モンゴルには豊富な地下資源が眠っているとも言われており、各国がそれら資源を虎視眈々と狙っているという状況下で、いかに上手く立ち回り自国へ利益をもたらすのかが鍵となりそうですが、知日・親日派の朝青龍がいるというメリットは日本にとっては計り知れないのではないでしょうか。

そのような難しい状況下に置かれているだけに、身内で争ってはいられない、という事なのか、敗れたエンフボルド氏も大統領府長官(飯島氏曰く副大統領相当)へ任命され、国が一体となり、経済危機を立て直すために必至の陣容を構築、というのが実情のようです。

 

朝青龍は将来大統領へ?

そんな錯綜とした状況の中での朝青龍の大統領代行就任。

という事は、この経済的政治的に混迷を極める現況の打開に貢献すれば、将来は大統領も夢ではない? かもしれませんね。

彼にそこまでの政治力があるかどうかは未知数ですが、一番の問題は、遅々として進まぬお役所的な手続きで、ある意味定評がある日本の悪しき体質が、適当でも迅速な中韓の動きに負けないかどうか、という点にあるのかもしれません。

以上朝青龍、将来は大統領へ?についてでした。

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