一連の籠池劇場ですが、マスコミ報道とは裏腹に今ネットでは辻元清美議員の話題でもちきりのようですね。
理由は昭恵夫人が籠池夫人に当てたというメールの内容。
なんとそこには民進党の辻元清美議員の名前がありました。
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しかも、生コン業者の工作員を森友学園の工事現場へ潜り込ませ、印象操作をしていたとの疑いも持ち上がっています。
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産経新聞より
産経新聞が件のメールを全文公開しているようなので、そこから抜粋すると、辻元清美議員の名前が出ている問題部分は以下のとおりです。
（以下籠池妻の言葉として）
孫請業者の作業員がその委託社長がしてないといったのにもかかわらずその三日だけきた作業員が辻元清美が潜らせた関西なんとか連合に入っている人間らしいです作業員はわからないくせにマスコミにいわしていたそうですあきえさん 分断がねらいです ひっかからぬよう 国の再生の為にまけないようにしてほしい
下請け業者の社長は現場もマスコミに写し全くうめてないことをしっていて三日だけきた作業員を辻元清美は送り込みました
辻元清美生コンをみればある関西こうえき連合の人間をマスコミに出し社長の言い分はのせなかったそうです 国会議員の犯罪じゃないですか
http://www.sankei.com/politics/news/170324/plt1703240049-n3.html
このメールが真実だとすれば、辻元清美議員が関西なんとか連合の人間を作業員として3日間だけ工事現場へ潜り込ま、そしてマスコミに対応させていたと。
そして、その作業員（辻元清美議員が送り込んだ工作員？）の言い分だけをテレビは流し、「社長の言い分はのせなかったそうです（籠池妻）」となるわけですが、このように考えると、辻元清美議員がテレビの取材が現場にきて作業員にインタビューをする事を事前に知っていた、つまりマスコミの人間とも裏で接触していた、あるいはその辺の情報を入手していた可能性も否定できない、と推測可能でもあります。
生コンと武建一
ここで気になるキーワードが一つ。
それは「生コン」。
これが何を指しているのか調べると…
辻元議員と武建一さん（紙を手にしている人）
http://surounin777.blog101.fc2.com/より
武委員長ほか、近畿の生コン関連１６団体が辻元清美国土交通副大臣らに要望書提出
http://www.kannama.com/より
ソースは連帯ユニオン関西地区生コン支部という労働組合のHPからのようですが、現在は削除されて見れません。
同支部の委員長として名前があがっているのが武建一さんとう方。
この画像をもって辻元清美議員と武建一さんの間になんらかの深い関係があるとは断言できませんが、メールの「生コン」という文言と合わせて考えると、なんらかの関係があると疑われてもしょうがない状況ではあります。
武建一さんについてちょっと調べるとかなり際どい話が山ほど出てきましたが、話が長大になるのと、現段階でそのへんに言及するのは難しいのでやめておきます…
ってネットで調べれば一目瞭然なので興味がある方は個別に調べてみて下さいね。
しかし生コンの件に関してはテレビで扱うのは無理なんじゃないでしょうかね。新潮あたりが掘り下げられるかどうか…
関連動画
以上辻元清美議員と生コンについてでした。
追記
同メールの件ですが、民進党が公式にデマだと否定しましたね。
辻元清美議員が、作業員を下請け業者に送り込んだとされていますが、これも全くの事実無根です。
これは、ネット上で流された根も葉もない噂を信じたためと思われますが、そのような事実は一切存在しません。
メディア各位におかれては、このような誤った内容を拡散しないよう強く求めます。 民進党HPより
これを受けてメディアもこのデマについて報じています。
民進党役員室は２４日、自民党が公開した安倍晋三首相の昭恵夫人と、森友学園の籠池泰典理事長の妻、諄子氏が交わしたメールの内容に関し、同党の辻元清美衆院議員に関する記述に事実と異なる内容があるとして、コメントを発表した。日刊スポーツ
メールそのものの信頼性が低いという事なのか、辻元清美議員の箇所だけ捏造されたものなのかは不明です。
私が確認した限りでは産経と日刊スポーツがこの民進党の件をとりあげていますが、いずれも「幼稚園に侵入していない」という部分にのみ触れており、作業員の件については触れていませんでした。
個人的にはそちらが一番気になるのですが、本当に事実無根ででっち上げのデマなのか、それとも事実故にここで否定してはマズイと思ったのか、いろいろと妄想が頭の中を駆け巡りますが、1部ネットでは大変なお祭り状態になっているので引き続き見守ってまいりたいと思います。
追記その２
松井一郎大阪府知事がこの件に関して言及していました。動画の20分過ぎ。
ちょっと長いですが書き起こすと以下の通りです。
「今日もメディアの皆さんもいっぱい来てますけどね、彼らもやっちゃいけない忖度（そんたく）してますよ。
今日の新聞見てたら、まあ、安倍総理の奥さんと籠池さんのメールがずーっと出てましたよ。でも、僕もそのメール全部読んでます。
でも、新聞報道、メディアの皆さん、あのメールの中に、いや、民進党から、辻元清美の話はゆわないでねてゆわれたら、その部分だけは、新聞テレビ、そのメールの中から排除して、それを、あのー、出してるわけです、記事を。
まさに民進党の忖度じゃないですか、これはメディアの皆さんの。これはおかしい話なんですよ。（拍手）
なのに、忖度忖度と、おかしいじゃないかと。
これで、その事ばかりで、国会が動き、肝心な、やるべき所の仕事がデキていない。これこそが、国民に対して、僕は政治の不作為だと、こういう状況を変えるのが、日本維新の会なんです。」
という事でした。
余談
組合がその資金力故に絶大な権限を持っているというのは日本にかぎらずアメリカでも同じようで、全米トラック運転手組合（チームスターズ）会長にジミーフォッファ（James Riddle “Jimmy” Hoffa）という人物がいました。
私は彼の事をジェームズ・エルロイの小説（たぶんアメリカンタブロイド）で知ったのですが、
そのはちゃめちゃな行動故にまさかそんな事はしていないだろうと思ってネットを調べたら、ほぼ小説通りの人物でひっくり返った覚えがあります。
留置場に放り込まれること20回以上、袋叩きに逢うことは数え切れぬほどのホッファであったが、彼の方も拳骨で、バットで、敵対者をぶん殴り、時には車をぶつけて相手の足の骨をへし折ったりさえもした。「やられたらやり返す」が彼のモットーだった。
http://roanoke.web.fc2.com/foreign/Hoffa.htmより
マフィアと組んでかなり酷いことをしたり、年金積立金を私的に流用したりと、それらの粗暴ぶり故にロバート・ケネディに目をつけられ、結局は逮捕され、
1975年7月30日、レストランの駐車場へ愛車を残したまま行方不明になり、1982年に死亡宣告をされます。
彼の最期がどのようなものだったのかは不明ですが、各種の情報を見るとあまりよい最期とは言えなかった（むしろ最悪）ようです。
今回の件を書いているうちに、何故か彼の事を思い出してしまったので追記しておきます。
彼のマフィアとの繋がりを見ると、いろいろ透けて見えるものがあるなぁと、しみじみとしてしまいました。
1992年にジャック・ニコルソン主演で「ホッファ」として映画化されているので、興味のある方はご覧になってみてくださいね。
日本でもこのへんのアンタッチャブルゾーンを題材として映画化したらかなり面白いものが出来上がりそうな気もしますが、命がいくつあってもたりなさそう…
という事で何故か（２回目）伊丹監督の事を思い出してしまいました。
余談２：伊丹十三の死因について
彼の死因に関しては不倫、ミンボーの女の影響、など様々な説が飛び出していますが、なるほどなと思ったのが「医療廃棄物」の問題。
伊丹は、本来カネをかけて、有害な影響が周囲におよばないように適切に処理して捨てなければならない資料廃棄物（ウィルス等に汚染された恐れのある注射針や脱脂綿や包帯、あるいは肉片、最悪の場合は中絶胎児なども）が、カネをけちる愚か者（医療関係者）によって、不法に、そこらの空き地に捨てられているという事実などに注目し、取材を重ねていたという。
阿修羅掲示板より
阿修羅がこのソースをどこからひっぱってきたのかはわかりませんが、これを前提にして話をすすめると、今回の森友学園の件と一つ共通点があります。
それは「産業廃棄物」。
与野党（正確にはそれにつらなる団体）のアンタッチャブルゾーンに踏み込んでしまったため
という本当かどうか分からない話をかなり前に知り合いから聞きましたが、一応参考までに。
辻元清美議員の暗躍が囁かれる中、相当面白そうな展開に発展しそうですが、マスコミが突っ込めない以上（幼稚園に入った入らないという頓珍漢な方向でお茶を濁していたように）、今回の件も与野党ともに落としどころを探して終わりなような気がしますね。
おしまい。
