飛鳥凛さんと言えば仮面ライダーWで一躍有名になり、その印象が強いせいか他にこれといった話題もなく堅実に活動しているようなイメージですが、
なんと、
ここへきて日活ロマンポルノへ出演するんだとか。
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しかもヌード!
これは捨て置けん!
というわけで今回は何故ロマンポルノへ出演するに至ったか、その過程や出演理由なんかも探っていきたいと思います。
Contents
飛鳥凛のプロフィール
生年月日 1991年3月28日 25歳(2016年8月現在)
出身 大阪府
身長 166cm
血液型 A型
学歴 堺女子高等学校卒
デビュー 2006年
職業 女優
事務所 エイベックス・ヴァンガード
デビューまで
中学生の時に同じ学校の子がNHKの連続テレビ小説へ出演し、それで負けてられない!と思ったほど、その頃から漠然と芸能の世界で働きたいという意志はあったそうです。
そして高校1年生の時に「月刊デビュー」を呼んでスターダストプロモーションのオーディションを見つけ、さらには当時から大好きだったという柴咲コウさんが同事務所へ所属してた事もオーディションを受けるきっかになったそうですよ。
デビュー以後
2007年、つまり飛鳥さん16歳の時、映画、舞台、テレビドラマへ出演します。つまり事務所の強烈なプッシュがあったのでしょう。
2008年-「口裂け女2」にて初主演(口裂け女役)を演じて話題になりました。
その後コンスタントに映画とテレビを中心に出演していますが、それほど本数が多いわけでもないようですね。映画は2012年にPIECE~記憶の欠片~へ出演後は途絶え、テレビも脇役が中心なので、このへんで仮面ライダーW以来のヒットが欲しいところではないでしょうか。
ロマンポルノへ出た理由とは?
そんな手探り状態の中で次の展開を考えていたところにロマンポルノの話がやってきたと、こう考えれば自ずとオファーを受けた理由も説明できるのではないでしょうか。
映画は「ホワイトリリー」というタイトルで、レズビアンの話。つまり男性との絡みはないようです。
なんだ…
と拍子抜けした人も多いかと思われますが、実は私もその一人。男性相手の絡みと女性相手の絡みでは雲泥の差がありますからね。詳しくは説明しませんが、賢明な読者なら、言わんとしている事がなんとなく察せられるのではないでしょうか。
昔緒川たまきさんがレズ映画に出たことがありましたが、当時(と言ってもリアルタイムではないですが)その映画を見た時にすごく衝撃的だったことを覚えています。
理由は、当時緒川さんはNHK教育の日曜美術館という番組へ出演していて、私の印象は「知的でおっとりとしたお嬢様」というものだったからです。
それがアンタ、映画の中ではあんな事やこんな姿を晒してまあ、それ以降は番組を見ても芸術の事はさっぱり頭に入らなくなりました。人間とは実に脆い生き物だと身を持って実感しました。
つまり、仮面ライダーWのイメージをひきずっている人たちの衝撃がなんとなく察せられる、この事が言いたかったのですよ。
まあ、反面嬉しいんだろうけど。
飛鳥さんのコメント
この「ホワイトリリー」の主演に選んで頂いたことはとても光栄でしたし、自分の中でもまさに“挑戦”となる作品でした。 中田監督は常に丁寧で細やかで穏やかで、撮影に臨む自分の支えとなって頂きました。
この作品の雰囲気や世界観は、どこか懐かしく、女性ならではの機微を描いた作品なので、是非女性のお客様にも沢山観て頂きたいと思います。http://www.cinra.net/より
そんな私の下世話な思いや思ひ出なんかどこ吹く風、飛鳥さんはこのオファーをチャンスと捉え、コメントからはこれを踏み台にして羽ばたいていくんだという意気込みが見え隠れしています。
対して監督の中田秀夫さんが彼女を選んだ理由が
ロマンポルノの主演女優には、まずルックスの美しさが必要です。飛鳥さんはただ美しいだけでなく、現代的な女性の空気感をまとっており、さらにこの役を絶対につかみ取るんだという強い意志を感じる瞳が印象的でした。オーディションで初めて会った時に主人公のはるかは、彼女以外に考えられないと感じたのを覚えていますhttp://eiga.com/より
といったもの。強い意思に中田監督はノックアウトしちゃったようです。
さらに中田監督がレズビアン作品を撮影した動機が興味深く、
物理的な到達点を目指す男女交わりではなく、エモーショナルな交わり合いを描く女性同士のラブシーンのほうが美しく耽美的に撮ることができるだろうと考えたからです。http://www.cinra.net/より
といったもの。男女間ではそのまぐわいの終焉が明確にわかりますが(男性本位な視点ですが)女性はともすればエンドレス。つまり永遠に訪れない、そのクライマックスに向かう姿勢自体に輝きを見出したのでしょうか。
私もレズビアンの切ない感じは好きですが、今までみた映画だと、安藤尋監督の「ブルー」という映画での市川実日子と小西真奈美の淡い関係が印象に残っています。
アマゾンより
二人に肉体関係はなかったのですが、それゆえにどうしようもない消化不良の感情を抱えて苦しむ姿に、憧れとも懐かしさとも言えぬ複雑な感覚を覚えました。原作は美人漫画家の魚喃キリコさんですが、その漫画の雰囲気を壊さず、長回しで再現していたところは思わず唸ってしまいましたね。
蛇足で恐縮ですが、デレクジャーマンの「ラストオブイングランド」に衝撃を受けて同名タイトル「ブルー」という映画も借りてみたのですが、こちらは30秒でそっ閉じ。
ありゃないっすよ。
何故今ロマンポルノなのか?
日活ロマンポルノが始まったのが1971年。当時はアダルトビデオも何もなかった時代ですからかなりの活況をみたようで、今をときめく大スターも日活ロマンポルノ出身という人はかなりいます。蟹江敬三や風間杜夫なんて名前も見当たるぐらいですから、今のアダルトビデオとは一線を画した存在だったのでしょう。
しかしそのアダルトビデオの出現や映画の衰退等の理由により、1988年に製作が打ち切られます。
2010年にはリメイク版が上映され、再復活するかに見えたのですがどうも興行収入が芳しくなかったらしくその後は音沙汰無し。
しかし2012年には再度、日活の創立100周年記念に「生きつづけるロマンポルノ」を開催し、22本が一気上映されるという企画もありました。
そして2016年、ロマンポルノ開始45周年を口実に、日活とスカパーが組んでロマンポルノリブートプロジェクトを開始し、園子温、行定勲、中田秀夫等名だたる監督総勢5名により撮りおろしの新作が撮影されるに至りました。
「裸がある男と女の情」をメインテーマに売りだしていく企画のようですが、確かに今の時代には無い切り口ではありますね。しかし、無いというのは需要がないとも言えるので、商業的に今後も続けられるかどうかは未知数。
それに上映映画館も限られてくるのでイベントのみで終わることにはなりそうだと、個人的には思いますが、その存在はあり続けてほしいですね。
私はロマンポルノは数えるほどしか見たことがないのですが、ロマンポルノ出身者の作品なら結構見ています…というか、黒沢清や周防正行さん等はポルノ監督でしたからね、知らず知らずのうちにその作品を見ていたという人は多いんじゃないですかね。
最近前田敦子主演の「さよな歌舞伎町」を撮った廣木隆一監督なんかもかなりポルノを撮っていましたが、個人的には「やわらかい生活」を、当時舞台となった近くの大森の映画館で見た記憶があります。ポルノから裸を抜くとこんな感じになるのかといういい例ではないでしょうかね。なかなかに情緒があってよかったのですが、よくも悪くも昭和から抜け出せない感じがあったので、ロマンポルノのロマンをどのように扱うかが課題ではないでしょうか。
ピンク映画界の現状(と言っても10年以上前ですが…)を知りたければピンクリボンというドキュメンタリー映画がおすすめですよ。
鼻毛の謎
さて、飛鳥凛さんの鼻毛の謎についてですが、余程需要があるとみえ、ヤフーの関連キーワードで今のところトップに表示されている状態です。
何を隠そう私も関心があったのでこうして調べてみようと思ったんですがね(笑)
さしずめ何かが鼻毛のように見えてたというところが真相なのでしょうが、果たして実にその通りの展開でした。
画像は掲載を控えますが、主演映画「口裂け女2」の出演の際に血糊が鼻毛のように見えてただけのようです…
「美少女に本物の鼻毛が出ていて欲しい」
という多くの人の期待を裏切った結果でしたが、同時に心の底では
「いや、美少女の鼻から毛なんか出ていてほしくない!」
というアンビバレンツな感情が渦巻いていたと。
つまりその二律背反の想いが同時に「飛鳥凛・鼻毛」というキーワードを検索せしめたのではないか、という感じがしないでもないですが、いかがでしたでしょうか?
単なるこじつけと言ってしまえばそれまでですが、「アイドルは◯◯◯をしない」という昔から囁かれている都市伝説が根底にあるような、そんな印象をも受けました。
以上飛鳥凛と鼻毛とロマンポルノについてでした。