お隣韓国で大統領が民間人に国家機密を漏らしたと問題になっとります。
調べてるといろいろと面白いものが発掘できそうですが、
きりが無くなりそうなので
今回は情報を提供されていたと言われる崔順実(チェスンシル)さんが
関与している宗教、大韓救国宣教会について調べてみようと思います。
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Contents
崔太敏(チェ・テミン)と朴槿恵大統領
大韓救国宣教会を調べる前にその前進とも言える
新宗教「永生教」について。
1970年台初頭-チェ・スンシルの父親である
崔太敏(チェ・テミン1912-1994)が「永生教」を創設。
内容は仏教とキリスト教と天道教を混ぜ合わた独自のもの。
いわゆる新興宗教というやつですね。
この宗教も長くは続かなかったようで、
1975年4月-テミン氏はプロテスタントの洗礼を受け、
大韓救国宣教会を創設し、総裁に就任します。
その前年…
1974年8月15日-光復節(大日本帝国からの独立記念日)に
朴正煕(パクヒョンヒ当時大統領)婦人の陸英修(ユクヨンス)が暗殺されます。
ツイッターより
犯人は朝鮮総連の指示を受けたと言われている在日韓国人の文世光
チェ・テミン氏は、この事で悲しみに沈んだ朴大統領や
娘の朴槿恵氏の心の隙をつき、彼らに取り入るようになります。
つまりここが出発点。
さらに、
1979年-今度は朴大統領本人が金載圭(KCIAの部長)によって暗殺されます。
動機は仕事上のミスを大統領から叱責され、出世街道から外れたためとも
言われていますが、大統領とは古くからの友人だったので、
その事も大いに関係していたんじゃないですかね。
両親を失ってしまった朴槿恵大統領の悲しみは察するに余りあるものがありますが、
そんな弱り果てた彼女を支えるようにして、チェ・テミン氏は以後深く政治の中枢
まで食い込みます。
http://hana-mizuki.sblo.jp/より
大韓救国宣教会とは?
永生教はシャーマニズムを中心にした呪術的要素が強い宗教だったそうですが、
その後はプロテスタントの洗礼を受け、大韓救国教会を設立したところを見ると、
キリスト教系の新興宗教という事になりますかね。
しかし、魂を降ろすという降霊術(後述)のような手法も使っている事から
シャーマニックな要素が強いキリスト教プロテスタント系主体の混淆宗教、
と言えるかもしれません。
つまりは新興宗教。
韓国のキリスト教徒の割合は3割(内6割がプロテスタント)と、
かなり信者が多く、組織の運営も容易なので、その事がプロテスタントを
下地にした宗教を立ち上げるきっかけになったのかもしれませんね。
さらに、
時系列から察すると、
悲嘆する朴親子の為に作られた宗教、という見方もできます。
シャーマニズム?
弱っている人間に慰めの言葉をかけて励ますのならまだわかるのですが、
チェ・テミン氏が使った手法はいわゆる降霊術というもの。
早い話が何でもあり。
朴槿恵大統領の母親である陸英修の魂が降りてきたとして、母親の
声帯模写をして朴槿恵大統領の心を慰めたようです。
イタコのようなものでしょうが、こちらは故人の慰みの範囲を超越し
国家運営にまで関わっているので糾弾されてもしょうがないですが。
娘のチェ・スンシルの経歴を調べると「シャーマニズム」とあったので
首をかしげていたのですが、どうやら娘も父親の手法を引き継いだようですね。
崔順実(チェスンシル)
という事で、かれこれ40年来の付き合いと言われている
朴槿恵大統領とチェ・スンシル氏。
父親は1994年まで存命だったので、今回の件はチェスンシルと朴槿恵大統領
のスキャンダルというよりは、父の代から続くスキャンダルだったと言える
かもしれません。
しかし政治の素人が大統領にアドバイスしていたとは腑に落ちませんが、
その裏にはフィクサーの存在が?なんて想像もできますが、
真っ先に思いつくのが北朝鮮との関係。
北朝鮮が関与?
話を元に戻すと…
婦人が暗殺された翌年に大韓救国宣教会が創設されています。
大統領に近づいた事で、心機一転、前の宗教永生教と決別したとも考えられますが、
よほど芳しからぬ噂でもあったのでしょうか。
穿った見方をすれば、北朝鮮と父親のチェテミンがつながっていて
漏れた機密情報を北朝鮮へ流していたとも考えられますが、ネットを探ってみても
そのへんの情報はほぼ無し。しかもチェテミンのメリットも浮かばず。
つまり今回の件で北朝鮮が指導的な立場で関与している気配はなさそうですが、
流出した情報を入手していた可能性は否定できませんが…
…
という事で何故か日本のお茶の間をも賑わせているこの問題。
何かの不祥事隠しかなとも考えられますが、
TPPにぶつけて…なんて陰謀論も見え隠れ。
不適切な関係?
セウォル号事件の時にサンケイ新聞がすっぱ抜いた疑惑の面会事件
にチェテミンが関わっていて、それを隠すために不透明な答弁に終始
したと考えると、薄い本のネタになりそうな、そんな印象さえ受けますが
これはちょっと妄想の飛躍のしすぎ。
が、
セウォル号事件沈没に際し、チェ・スンシルの助言を仰ぐために彼女と
密会していたという線は十分あり得るでしょう。
しかし、それを公にするわけにもいかなかったので疑惑を招いたと。
不適切な関係と書きましたが、それ以上でも以下でもないんじゃないですかね。
称徳天皇と道鏡
両親が共に暗殺された事で大きく傷ついた朴槿恵。
そんな彼女を補佐したチェ親子。
彼らに多少の功名心や野心があったとしても、
おそらく朴槿恵を労る気持ちには偽りはなかったのではないでしょうか。
朴槿恵自身も両親を暗殺されたトラウマを抱えたまま大統領へ就任した、
と考えると、いつしか自身も凶弾に倒れるのでは?という不安に苛まれ、
その不安から逃れるためにチェ・スンシルはなくてはならない存在になって
しまい、彼女の助力を得つつ政治的な判断を下し続けたと、このようにも
考えられます。
これにより、おそらくはシャーマニズム、または天啓が政策に影響した可能性も
大いにありえるわけですが、その是非はさておき…
って置いてもいられないのですが、それに関してはおそらく証明のしようがないでしょう。
このような霊能力者(或いは見えない力を持つもの)と
権力者の結びつきは昔からあったわけで、今回の件もその視点をも考慮に
入れて事件全体を見渡さないと、何か大切なものを見逃してしまいそうな
感じがします。
日本でも有名なところでは孝謙天皇(称徳天皇)と道鏡の関係という
例がありますが、ラブロマンス抜きで彼らの関係を語れないように、
朴槿恵大統領とチェ親子のラブロマンスに変わるなんらかの
情的な結びつきを抜いて見る事は、
なんだか勿体無い、
そんな気がしました。
以上朴槿恵大統領騒動についてでした。
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