10月1日にラスベガスで起きた事件の際、当時ちょうどステージの上で歌を披露していた歌手のジェイソン・アルディーンさんが異変に気づき、
ステージ上で一言も発せずに即座に逃げたと話題になっています。
彼の行動に対し、ネット等からは「臆病者」「彼が注意していれば救われて命があったかもしれないのに…」等、彼を非難する声や擁護する声が多数上がっていました。
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彼がとった行動は果たして非難されるべきものだったのでしょうか?
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ジェイソンアルディーンのプロフィール
名前 ジェイソンアルディーン(Jason Aldean)
生年月日 1977年2月28日 40歳
出身地 アメリカ合衆国
職業 歌手
担当 ボーカル・ギター
高校卒業後、父親からの援助でミズーリ州で演奏活動を開始。その後ワーナーチャペルと契約し、1998年11月1日、21歳の時にナッシュビルへ移住。
が、さまざまなトラブルに見舞われ、レーベルとも契約を解除したり、新たなレーベルと契約を結んだりとの紆余曲折を経て、
2005年-初めてのシングル「Hicktown」をリリース。この時アルディーンさん、28歳。
同時にアルバム Jason Aldeanもリリース。
以後これまでに計7枚のアルバムを発売しています。
という事で、デビューへ至るまでにかなりの苦労を重ねた人のようです。
例の動画
諸事情により動画の掲載は見合わせますが、当時多くの人が当時の模様を録画しており、現在でもYoutube上で多くの動画が確認できます。
その中の一つを確認したのですが、ジェイソンさんが歌っている最中、突然「カタカタカタカタ」と工事等で使用されるドリルを使用し時のような音が鳴り響き、9秒程歌い続けていたジェイソンさんも異変を察知し、ステージ右手に逃走。
http://image.news.livedoor.com/より
その様子を見てか、それとも同じく異変を察知してか、会場内も騒然となりますが、私が見た動画はステージのかなり後ろの方から撮影されたものだったので、観客はそれほど動揺してはいませんでした。
つまり、よほど近場に居合わせないかぎりは、変な音はするけど何が起きているのかはすぐにはわからない、というのが大多数の観客の認識だったのかもしれません。
ネットの反応
日本でこれを報じたのは女性自身なのですが、タイトルには「一目散に逃げた」と、かなり悪意が込められているような気もしますが、ネット等の反応をみると、批判一辺倒でもないようです。
女性自身に掲載された反応のうちネガティブなものとしては以下の通り。
「ジェイソン・アルディーンは、観客に『逃げろ』とさえも言わず、臆病者のように走り去っていった。本当にこの国を愛しているのか?」
「ジェイソン・アルディーンが何も言わないでステージから降りたなんて信じられない。彼が注意を促していれば、救われた命があったかもしれないのに」
一方ポジティブな反応はというと…
「彼には妻子がいるんだ。しかたないだろう」
「臆病だって? 銃弾が飛んでくれば俺だって伏せるよ。彼は軍人じゃないんだ。ギターで銃弾を撃ち返していたらかっこよかっただろうけどね」
「ギターで銃弾を撃ち返す」とはいかにもアメリカらいし言い回しですが、臆病者、観客への配慮が足りない、と非難される一方、命の危険があるのでしょうがない、といった、彼を擁護するコメントも寄せられていたようです。
一方日本からも…
・正義面した輩が臆病者を叩いている
・批判できるのは結果を知っているから
・客に退避するよう指示をしても、あとから訴訟を起こされるのがアメリカ
・下手に指示をすると客がパニックになる可能性があったかも
・いろいろとガッカリした
・マスコミの印象操作が上手い
・銃規制派のやらせ
・客を守るのはイベントの主催者
等等、ここには掲載できないぐらいの多くのそして、様々な反応がみられました。
動画を見ていただければ分かるのですが、ジェイソンさんは異変に気づいた瞬間、脱兎のごとく、物凄い勢いで逃走しているので、たしかにこの映像だけ見ると彼が臆病者と罵られてもしかたが無いような気はしますが、果たして命の危険に晒されている1ミュージシャンが、それ以外の行動を即座に取れるのかもまた疑問です。
ジェイソンのコメント
当のジェイソンさんはインスタグラムにて以下のようなコメントを発表しています。
この24時間、いろいろな感情が俺に押し寄せてきた。恐怖、怒り、痛み、同情心……。他人の命を奪おうとする人間の気持ちは、俺には到底わからない。この国、この世界では最近何かが変わった。それを目の当たりにするのは恐ろしいことだ。
(中略)
このあまりにもひどい事件の犠牲者とその家族を思うと、本当に胸が痛む。あなたたちの苦しみを取り去る言葉を持ち合わせていないことが残念でならない。これだけは覚えておいてほしい。俺はあなたたちと共にある。一つになって、憎しみを捨てるときが来たんだ
これに対し、同情のコメントが多数寄せられていました。
その中で、ジェイソンさんがステージから逃走したのは「スタッフの指示によるもの」との記述も見られることから、ジェイソンさんは単に「とにかくステージから離れろ」というスタッフの指示に従っただけ、なのかもしれません。
確かに言われてみれば、スポットライトを浴び、観客席もよくみえず、しかも大音量で歌っているジェイソンさんにとってはスタッフの指示以外、信頼できる情報がなかったとしても不思議ではないでしょう。
pray for las vegasと題したジェイソンさんのインスタグラムの2つの投稿には、合計で60万以上の「いいね」が寄せられていました。
犠牲者の方々には心よりお悔やみ申し上げます。
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