故・金正男氏の件ですが、
一時はVXガスでやられたのでは?
なんて言われていましたが、
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ここへきて「パラチオンメチル」
という言葉が出てきました。
つまり未だに死因が特定できていない、
という事でもあるのですが…
という事で、今回はそのパラチオンメチル
なるものの正体について調べてみました。
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パラチオンメチルとは?
パラチオンメチルとは、英名で(METHYL Parathion)といい、
主に農薬や殺虫剤などに含まれています。
日本での使用は禁止
日本では1952年に農薬登録を受けましたが、
1971年(昭和46年)に登録失効。
※類似した成分にパラチオンというものもありますが、こちらも1972年に登録失効。
現在日本においては毒物及び劇物取締法の特定毒薬に指定されています。
毒性は?
ではどれぐらい摂取すれば健康への害があるのかというと、
内閣府の食品安全委員会のホームページにその基準値が掲載されています。
http://www.fsc.go.jp/
毎日一生食べ続けても健康に悪影響が生じないと推定される量
1日あたり、体重1kgにつき、0.003mg
24時間、またはそれよりも短時間の経口摂取により、健康へ悪影響を示さないと推定される量
1日あたり、体重1kgにつき 0.03mg
つまり経口摂取においては極微量で健康を害するという、極めて高い毒性がある物質。
金正男氏の場合は目や鼻の粘膜から侵入した可能性もある、と言われているので、死因として納得できる根拠ではありますね。
何故今頃パラチオンメチルの発表が?
正男氏の死から10日後の2月23日にマレーシアの捜査関係者が、正男氏の遺体から微量のパラチオンメチルが検出された、と発表。
何故今頃になって?
と思うかもしれませんが、微量で人の健康を害する、という事を考えると、金正男氏の体からの検出作業が相当困難だったのではないでしょうかね。
一時はVXガスという言葉も浮上していましたが、これは警察がメンツ重視のために、医療担当者を急かした、つまりは見切り発車、と考えれば納得がいきます。(あくまでも私の推測ですが)
以上のように考えると、今後さらに薬物について言動が二転三転する可能性も無きにしもあらず。
さらに、
金正男氏の入れ墨を根拠に影武者説まで飛び交っている、という点を考慮すると、背後には様々な人々の思惑もあり、今回のパラチオンメチルという物質の発表も、それらの人々の意向が強く働いている、という事なのかもしれませんね。
以上パラチオンメチルについてでした。