株式会社ユー・エス・ジェイは16日、同社が運営するテーマパーク
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの立て直しに大いに貢献した
森岡毅執行役員(44)が2017年1月末付けで退社すると発表。
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理由は「一身上の都合」という事でした。
今回は退社の理由や今後の身の振り方について
あれこれ探ってみたいと思います。
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森岡毅のプロフィール
http://recruit.usj.co.jp/career/message/morioka.htmlより
名前 森岡毅(もりおかつよし)
生年月日 1972年10月12日 44歳(2016年12月現在)
学歴 神戸大学経営学部卒
1996年
大学卒業後、P&Gジャパンマーケティング本部へ入社。
P&Gとはアメリカンに本拠を置く世界最大の消費財メーカー。
日本でも同社の商品がCM放映されているので
名前を聞いた事がある人も多いのではないでしょうか。
そんな外資系企業でみるみる頭角を表し、
アメリカの本社へと遺跡します。
2010年6月
ヘッドハンティングによりP&Gを退社しUSJへ入社。
入社後は三段ロケット構想なるもの実行し、以後USJの
入場者数は徐々に回復。
2013年には1千万人を突破し、
2015年度には1390万人まで膨らみます。
2001年度 1102.9万人
2002年度 763.7万人
2003年度 988.9万人中略
2008年度 813.8万人
2009年度 750万人
2010年度 750万人
2011年度 880万人
2012年度 975万人
2013年度 1050万人
2014年度 1270万人
2015年度 1390万人http://bb-building.net/project/usj2.htmlより
オープン初年度こそ1000万人を突破していますが、
翌年度は激減。
以後は1000万人にとどかな状況が長く続いていましたが、
森岡さんの入社後は確かに毎年着実に増加していますね。
注目すべきは、単に入場者数を増やしただけではなく、
入場料金は5800円から7400円、
年間パスは10500円から22800円とかなりの値上げに
成功している点。
成功の裏にはハリーポッター等の世界的なヒット作品や
ハロウィーン等のイベントを取り入れたという事情も
あるようですが、それにしても年間パスは倍以上の増額ですからね。
アトラクションに余程魅力がないとここまでの集客は出来ないでしょう。
裏を返せばそれだけ魅力的(客に支えられる)イベントを打つ事に
成功したという事になるのでしょうが、残念ながら私は
同施設に行った事がないので、その魅力は皆目見当もつきませんが。
退社の理由とは?
退社の理由は、表向きは上述したとおり、
「一身上の都合」
という事にあったようですが、三段ロケット構想の
第三発目「テーマパークの多拠点展開」に関する計画が
頓挫した事や、今抱えているプロジェクトに区切りが
ついた事が大いに関係あったようです。
現在は32年夏までの開業を目指す任天堂の人気ゲームをテーマにした新エリアの企画を担当。計画の大枠が固まったばかりだった。
森岡氏は「夢だった任天堂のエリアの仕込みができたので、辞めるにはいいタイミング」とする一方、「沖縄の新パークはやりたかったという思いはある」と話した。
http://www.sankei.com/west/news/161216/wst1612160031-n2.htmlより
テーマパークの多拠点展開に関する計画の頓挫とは、
ニュースでも一時話題になった、沖縄へのテーマパークの進出。
これは親会社が買収された事による投資計画の見直しの影響で中止されます。
つまり自分が情熱を傾けて計画したプロジェクトが、
いよいよ実行に移るかという段階になって予期せぬ
形で中止されたので、ひょっとして気抜けでもしたのでしょうかね。
もちろんそんな事はおくびにも出さないでしょうが。
今後の動向は?
彼の今後の動向に関してはまだ発表されていませんが、
USJのウェブサイトの求人広告には彼の言葉として
以下のように謳われています。
「自分をどれだけ成長させられるか、賭けてみたい。」
ユー・エス・ジェイは、そんな強い成長意欲を持つ人を求めています。
つまり彼自身も己の成長に賭けてくれる会社を望んでいるからこそ
出た言葉だと考えると、
彼のスキルを活かせる職場、
つまり
TDL(東京ディズニーランド)
入場者数こそ圧倒的に多いですが、2014年と2015年度を比べると
100万人以上の落ち込み。
http://www.yuuenchi.com/より
これを多いととるか少ないと取るかは意見の別れるところではありますが、
さらなる飛躍の為に森岡さんをヘッドハンティング、という選択は無いことは
ないんじゃないですかね。
ん…
あ、
もしくは上海ディズニーランドとか。
http://diamond.jp/articles/-/105330
大分苦戦しているようで…
こちらのほうが現実的かな?
以上森岡毅さんについてでした。