渡辺守成のプロフィール!会長に選出された理由は自動採点システムか?

国際体操連盟(FIG)に日本人の渡辺守成(わたなべもりなり)さんが選出されました。

日本人としては、1994年に荻村伊智朗会長がなくなる1994年以来、

つまり22年ぶりの会長への就任。

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という事で今回は渡辺さんについてあれこれと探ってみたいと思います。

 

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渡辺守成のプロフィール

 

年齢 57歳

出身地 福岡県北九州市

学歴 東海大学卒

職業 スポーツ&レジャー事業本部長(イオンリテール)

 

東海大学在学中にブルガリアへ留学し、
そこで新体操に出会い、何かしら触発されるものがあり、
以降協議の普及に努めてきたようです。

本人はどのようなスポーツをしていたのか、
そのへんの具体的な情報はなかったのですが、
イオンへ就職し、そこでスポーツ関連の事業に
携わっているところから察するに、
本人が競技をするというよりも、
指導者としての道の選んだのかもしれません。

 

圧勝

現会長であるイタリア人のグランディ会長の退任により空白となる会長職には

日本の渡辺氏とフランスのジョルジュ・グルゼク氏(68)の二人が立候補しました。

国際体操連盟への加盟国・地域が1票ずつ投票し、

 

100対19

 

という大差での勝利。

グランディ

http://www.sankei.com/より

これには本人もガッツポーツ。(右ブルーノ・グランディ会長)

本人もやる気満々のようです。

 

会長に選出された理由?

さて、何故渡辺氏は圧倒的な差をつけて会長に選出されたのか?

相手のジョルジュ氏の評判が芳しくなかったとも考えられますが、
そのへんの情報は見当たらず。

何か理由があるはずだと思いネットを探す事数十秒…

ありました。

日本体操協会の専務理事であり、
国際体操連盟(FIG)の渡辺守成理事(57)がFIGブルーノ・グランディ会長から大絶賛された。

日本体操協会と富士通などは17日、
2020年東京五輪での体操競技の自動採点システム運用を目指して共同研究すると発表した。

中略

この研究内容をFIGの理事会で発表した渡辺理事は「みんな拍手喝采だったんです。 グランディ会長も『すばらしい! これを“ブルーノ・プロジェクト”と名づけよう』とまで言ってましたね。 実用化は2020年の東京五輪を目指しますが、83歳の会長は『それまで生きるよ』とのことでした」。

このプレゼンの成功は、体操ニッポンにとって大きな意義を持つ。
というのも、渡辺理事は10月に行われるFIGの会長選挙に立候補しているからだ。

体操界のさらなる発展に尽力する姿はグランディ会長をはじめ、他の理事たちへ格好のアピール材料になったに違いない。

東京スポーツより

 

という事で自動採点システムの提案が評価され、どうやらそれが今回の当選へと繋がったようです。もちろん、これだけではないでしょうが、大きな要因となった事は確かでしょう。

しかし、

『すばらしい! これを“ブルーノ・プロジェクト”と名づけよう』

とブルーノ現会長の言葉には笑ってしまいますね。年老いても尚実績づくりに熱心な会長。
別にこれが悪いとは言いませんが、人間の生命力の逞しさを垣間見たような気がしました。

fujitsu_taiso2_900

http://techon.nikkeibp.co.jp/より

渡辺氏が会長に選出された今、この富士通のプロジェクトが国際体操連盟のお墨付きをもらう可能性は俄然高くなりましたね。前会長も絶賛しているぐらいですからね。

裏を返せばよほど現状に不満あったとも考えられますが、このシステムが導入されれば少なくとも特定の国に意図的に不利な判定がくだされる可能性は低くなりそうな気はします。

同システムは現在、審判の補助にと、2020年東京五輪での採用を目指して開発中との事です。

 

おまけ:富士通の株価

chart-yahoo-co

この記事が書かれたのが5月18日。上の画像は富士通の株価ですが、記事が発表された頃に下落し、6月に底打ちし、ダブルボトムを作っての急上昇。

そして今回の件。

果たしてこれが材料になるでしょうか。

 

以上渡辺氏についてでした。

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