羽生結弦選手が重症?!
という訳で現在は松葉杖をついて歩くほどに悪化したという事なのですが、一体何が原因でいつからそのような症状に…
という訳で今回はその件について調べてみました。
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4月26日に日本スケート連盟はフィギュアスケートの羽生結弦選手がリスフラン関節靭帯損傷で全治2ヶ月であると公表しました。問題の箇所は軸足である左足の靭帯ですが、幸い断絶はしていないという事なので現在はギプスで固定する保存療法で様子を見ているという事です。
とりあえずは一安心ですね。
私はこの件に関してはノーチェックだったのですが、新聞の広告欄に掲載された女性自身の見だしで初めて知って女性自身をチェックしたところ「かなりヤバイじゃん」という事で割りと驚いています。
同誌にお母さんの写真が掲載されていたのですが、とてもスレンダーな方であり、この親にしてこの息子という事で妙に納得しました。目線をされて顔は確認できなかったのでネットで調べたら結弦君ソックリ(笑)。特に目元が激似で笑ってしまいました。美人すな。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/より
そんな事はさておき、このリスフラン関節靭帯とはどのような靭帯なのでしょうか。
http://i0.wp.com/より
上の画像が足の甲の部分を見ていただければ分かる通り、足の指が生えている部分をちょうど横切っている靭帯、これがリスフラン関節靭帯です。羽生選手はここを損傷して今えらい事になっているという事です。
損傷したら具体的にどうなるかというと…
http://blog.goo.ne.jp/tena_chicchi/より
このように腫れてしまうようです。
画像に松葉杖が写っている事からもわかるとおり、こうなると歩行困難になるみたいですね。
足に負担がかかり、つま先でデリケートな力の加減が要求されるフィギュアスケートというスポーツにおいては職業病とも言われており、各選手慢性的な症状をも含めて大なり小なり痛みというのはあるようですが、ひどくなると体重をかけただけで息もできなくなるとか。
もちろんそれは最悪の場合であり、羽生選手はまだそこまで悪化していないと言われているのですが、現在(4月下旬)は松葉杖を付いて歩いているという事なので、予断を許さない状態かと思われます。
2015年10月ぐらいからという事ですのでかれこれ半年以上も前から。その後も多くの大会へ出ていることからこの時点ではそれほどの痛みではなかったようで、精密検査をせずに試合や練習に望んでいたようです。
が、
前回ボストンで行われたフィギュア選手権後に検査したところ正式にリスフラン関節靭帯損傷と診断されたという事なので、悪化したのはその世界選手権後だったのでしょう。
ボストンの試合で羽生選手はデニス・テン選手に練習を妨害されましたが、試合後に雄叫びを上げたのは振り返ると、ひょっとしたら妨害もさることながら痛みのせいもあったのかもしれませんね。
関連記事:羽生結弦怒る!カザフスタンのテンが意図的に練習を妨害か?
ここで羽生選手は選択を迫らることになります。
手術か保存療法か?
問題の箇所は左足で、軸足という事もあるのでたとえ手術が成功しても現在の感覚を取り戻せるかは微妙と言われています。繊細な力の入れ加減を要求されるだけに、そのささいな感覚のズレが致命傷にもなりかねないという事もあり、母親である羽生由美さんは手術には反対という事でした。
そんな声が影響したのか現在は上記のとおり、固定しての保存療法という選択をしています。
この症状の厄介なところは何をもって症状が改善したのかというところの判断がむつかしいところ。一時的によくなっても何かのきっかけでまた痛みが再発、という事も考えられるので爆弾を抱えたままスケートを続けるという事になるので、精神的に不安定な状態が続くのではないでしょうか。
野球に目をむければメジャーリーグで活躍中のダルビッシュ選手も2015年に腕に痛みを覚え、手術か温存かという選択に迫られていました。
ダルビッシュ選手に右肘側副靱帯損傷という診断が下されたのが2015年の3月。そして同月にトミー・ジョン手術を選択します。
手術後は球威が落ちるケースのほうが多く、さらに再手術を受けるケースが多いとも言われている中で、現在リハビリを行っているダルビッシュ選手の様子をみると順調な回復ぶりを示しています。
これとフィギュアスケートを単純に比較も出来ないのですが、手術をするにしてもそれなりのリスクがあるので母親が「手術はやめて」と言った気持ちも十分に理解できますね。
という事で、とりあえずの応急処置でなんとか凌いでいる羽生選手ですが、まだ21歳という事もあり、手術をするにしてもかなりな覚悟が必要かとも思われます。
私なんかはオリンピックで金メダルとったからいいじゃん、と思う口ですが、本人にしてみればまだまださらなる高みを目指していそうなだけに相当悩んでいるのではないでしょうかね。
いずれにせよ、外野である私たちは余計な心配をして彼に負担をかけるのではなく、そっと見守って本人の選択を尊重するという応援の仕方がよいのではないかなと思う次第であります。
以上、羽生選手とリスフラン関節靭帯損傷についてでした。