北朝鮮がミサイル発射中止!?アメリカの「撃てば戦争」に屈したのか?

北朝鮮が米国グアム領へのミサイル攻撃を中止すると発表しました。

これは本日北朝鮮の国営メディアが金正恩氏の言葉として伝えたものですが、その背景には中国の鉄鉱石等の禁輸措置、さらにはマティス国防長官の「戦争発言」等もあったようです。

7月30日以降北朝鮮メディアは金正恩氏の動向を伝えていないなど、戦争に向けて雲隠れしているのではないか、とも報じられていましたが、今回の発言にて建前上は安否の確認がとれたという事になります。

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北朝鮮がミサイル発射を中止したとはいえ、相変わらず強気な発言もしているようですが、形の上ではこれにて米国に屈した事になります。

 

何故北朝鮮はミサイル発射を中止したのか?

北朝鮮の国営メディアは15日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が米領グアムへのミサイル攻撃を見合わせると決めたと報じた。ただ、「米国が極めて危険で無謀な行為を続けるならば」、金氏は考えを変える可能性があるとくぎを刺した。

ウォールストリートジャーナルより

しかし何故北朝鮮はミサイル発射をとりやめたのでしょうか。

もちろん真実は分かるはずもないのですが、その背景に様々な要因があったであろうことは察せられます。

それらを列挙すると以下の通り。

 

中国の安保理決議に基づく禁輸措置

北朝鮮への制裁に対して消極的だった中国がようやく重い腰を上げ、国連安全保障理事会の制裁決議に基づき8月15日から、海産物・石炭・鉛・鉛鉱石・鉄・鉄鉱石の北朝鮮からの輸入を禁止すると発表。

尤も今回はあくまで中国側の輸入禁止という事なので、北朝鮮への石油輸出に関しては言及せず。しかし中国が輸入を止めれば北朝鮮にとっては石油を買うためのお金が減る事になります。

事前の根回しとして習近平国家主席がトランプ大統領との電話会談で米国へ自制を求めてもいたので、その中国のメンツを立てる形で発射を中止したとも考えられますね。

 

マティス国防長官の戦争発言

アメリカのマティス国防長官は、もし北朝鮮がミサイルを撃てば戦争になる可能性があるとも示唆。

 マティス国防長官は14日、国防総省で記者団に対し、もし北朝鮮が米国に向けて弾道ミサイルを発射すれば「たちまち戦争にエスカレートする恐れがある」と警告した。

産経より

この発言に恐れをなした、わけでもないのでしょうが、戦争を回避するという名目でミサイル発射を取りやめたとすれば、一応北朝鮮のメンツ(具体的には金正恩の軍に対するメンツ)も保たれたのかもしれません。

アメリカから戦争発言を引き出し、追い詰めた、という意味においては金正恩氏の権威に対する傷は浅かったとも考えられますね。

 

 

祖国解放記念日

本日8月15日は日本にとっては太平洋戦争に負けた日なのですが、逆に北朝鮮にとっては祖国解放記念日。

という事で、プロパガンダ放送を流して祝賀ムードを盛り上げつつ、国民に対してお茶を濁すにはいい機会だ、とも思ったのかもしれませんよ。

 

とまあ、表に出ている情報からいろいろとミサイル発射中止をした理由をひねりだしてみたのですが、遠からず近からず、といったところではないでしょうかね。

 

日本が悪い?

いくら中国(正確には瀋陽軍区か?)の後ろ盾があるとはいえ、ここまで強気な態度でアメリカへ喧嘩を売って本当に勝てると思っていたのかどうかが謎ですが、

裏を返せばそれだけ国内情勢が危機的な状況(軍部からのプレッシャー等)にある証拠かもしれません。

あるいは、今までさんざん近海にミサイルを撃ち込まれ、それでも何事もなかったかのようにスルーを決めていた日本の反応を見て、「ひょっとしてアメリカもいけるのでは?」なんて勘違いさせてしまったと考えると、今回の騒動に関し、日本にもある意味責任の一端があったのかもしれません。

また、アメリカを無謀なイラク戦争を含む対外戦争へ駆り立てた責任も、日本が敗戦により一気に米国追従型国家に転換したという前例を作ってしまったという意味においても、これまた日本に責任が、ある意味あったのかもしれません。

 

実は日本は勝ち組だった?

と、なんでも日本が悪いと書くと怒られてしまいそうですが、戦勝国がいまだに秩序維持や国連貢献という名目で海外へ派兵して多くの死傷者を出していると考えると、敗戦国としてのらりくらりとし、シーレーン防衛や対中対ロ防衛をアメリカにおんぶにだっこ、おまけに核の傘付き(そのかわり米国債の押し付けや、無茶苦茶な対日要求受け入れなどありますが)、

その間せっせと日本は経済活動に勤しみ膨大な富を蓄えた(海外総資産は500兆円以上!もちろん世界一)、というメリットのほうが大きかったのかも?

それがたとえ、負け犬根性が染みついた、と言われようとも。

まあ、このへんは好みの問題なのでしょうが。

と、

考えると、

中国や韓国があれだけ躍起になって日本叩きをしている理由は、その、のらりくらりとした日本の態度の裏に、底知れぬ狡猾さがあると邪推しているせいなのかもしれませんね。

本当に何もないのにねぇ。

 

ダウ日経爆上げ金爆下げ

北朝鮮リスクが後退したとの安堵感からか、先物の買戻しが主導し、本日の日経は爆上げ。

前日比250円以上のプラス。

GDPも4%6期連続プラス成長(11年ぶり)、という事もあったのでしょうが、このまま2万円台への回帰なるか?

に注目したいところです。

 

以上北朝鮮がミサイル発射を中止した理由についてでした。

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