新潟県知事選2018年与野党勝つのはどっち?安倍政権に黄色信号か!?

米山隆一前知事が週刊誌に買春スキャンダルをすっぱ抜かれ辞任に追い込まれた事はま だ記憶に新しいと思いますが、

その後任を決める新潟知事選の投票日が6月10日に 行われます。

マスメディアでは与野党対決という構図でこの件を煽情的に報じており、状況次第では9月に行われる自民党の秋の総裁選に多大なる影響を及ぼし、安倍氏の三選も危ういなどというトーンで報じているメディアが多数見受けられます。

十分世間の耳目を惹きつけるには魅力的なネタですからね。

いわゆる「モリカケネタ」が尽きた感に見える今にとってはうってつけとも言えるネタですがそれはさておき、

立候補者は次の通り。

新潟知事選(5月24日告示、6月10日投開票、届出順)

*元五泉市議   安中聡氏(40)

*自民、公明支援 前海上保安庁次長   花角英世氏(60)

*立憲民主、国民民主党、共産、自由、社 民 推薦 元新潟県議  池田千賀子(57)

立候補者は3人ですが、多くのメディアは事実上、花角英世氏と池田千賀子氏の一騎打ち、と報じています。

失礼な話ですね(笑)

という事で、1週間後に迫った選挙情勢を探ってみました。

新潟知事選の争点

辞任した米山隆一氏は原発再稼働反対を唱えて前回の選挙戦を勝ち上がった事は周知の事実ですが、今回も前回同様、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を認めるか否かが最大の争点なのは言うまでも ありませんね。

その点、安中聡候補と池田千賀子候補は明確に原発再稼働反対を掲げています。

また、花角英世候補も徹底的な検証が必要と主張し、将来的には原発廃止を訴えていますが、支援する与党が原発再稼働推進だけに、安中、池田両候補のように声を大にして再稼働反対を唱えられないもどかしさがあります

と、同時にこれは争点ぼかしにも見えますが、一方で安中、 池田両候補にとっては、原発再稼働を明確に反対しているという点で票割れになる危惧が指摘されてもいます。

もちろん、年間2万人ペースで減少する人口問題、少子化対策等他にも争点はありますが 一朝一夕に解決する問題ではありませんし、3候補共に特に際立つ対策法は提示していませ ん。

中央と地方の思惑

森友学園、加計学園問題で国民の信頼を失っている安倍政権。

本来なら前回知事選で 野党統一候補として当選した米山隆一氏がスキャンダルで辞任したのですから、与党候補に 追い風が吹いても当然なのに、反対に逆風が吹き荒れていると言っても過言ではありませ ん。

そのためか、野党が共闘を前面に押し出して6党、会派のトップがそろい踏みで応援に駆 けつけているのに、与党からは大物政治家の応援はありません。(小泉純一郎元首相がこともあろうか野党統一候補の応援に駆け付け、息子の進次郎氏が頭を抱えているとも一部週刊誌で報じられてはいましたが 笑)

たとえ負けても、地方の一知事選に過ぎない……と、予防線を張っているのが見え見えの 選挙戦になっています。

この辺の微妙な空気を有権者がどう読むのかも注目されます。

一方の野党統一候補も本来なら有利な戦いを進められるはずなのに、与党候補の花角英世 氏が元国土交通省の官僚ということで、

新潟交通などの運輸業界団体が連合の締め付けにも 関わらず、一枚岩になりきれていない弱みがあり、セーフティーリードを確保出来ていませ ん。

その上、旧希望の党と民進党が一緒になって国民民主党が設立されましたが、国会開催中 に野党が一致団結して森友、加計学園問題で政府を追及しなければならない時に、あえて新 党を作ったということで立憲民主党との間に軋轢が生じて、必ずしも磐石の野党共闘とも言 えない状況です。

与野党激突

​ 本来なら地方の一知事選に過ぎない新潟知事選がこんなにクローズアップされているの は、9月に予定されている自民党総裁選が絡んでいるのは火を見るより明らか…というのは前述のとおりですが、自ら党内規則を改正してまで続投に執念を燃やす執念の安倍晋三総理。

これまでは、いわゆる安倍一強と言わ れて三選が堅いと思われていました。

ところが昨年来、防衛省の日報問題から文部科学省、厚生労働省、財務省と続々と不祥事 が相次いで内閣支持率は急落。

このままでは来年の参議院選挙を戦えないという危機感から、安倍一強に陰りが見え始めています。

もし、ここで野党統一候補に敗れた場合は党内から、 「安倍さんでは選挙を戦えない」という声が大きくなり三選に黄信号が点りかねません。

だ から、表面上は一知事選に過ぎないと平静を装っていても、与党としては負ける訳にはいか ないのです。

一方の野党も森友、加計学園問題を始めとする与党側のオウンゴールみたいなミスが続々と現れ、追及には事欠かない状況にありながら、衆参両院の勢力の差から追い詰める事が出 来ません。

さらに例の18日間の、所謂「春休み」も国民から大いに糾弾されているという事もあり、ここで巻き返しを図りたいところ。そして前の参議院選挙で一定の効 果を上げた野党共闘路線を継続するためにも、これは譲れない一戦なのです。

 

選挙情勢

混戦を象徴するように選挙情勢も混沌としています。  自民党の調査では花角英世候補44%、池田千賀子候補39%という結果になっていま す。  ところが、野党の調査では池田千賀子候補が10%リードしていると発表されています。    6月2日、3日に行われた朝日新聞の電話調査では花角候補がやや先行し、池田候補が激 しく追い上げる。安中候補は厳しいという結果が出ました。ただ、まだ態度を決めていない 人が4割以上います。あと1週間でどちらに転ぶか分かりません。

森友、加計学園問題の進展や、閣僚の何気ない失言によって順風にも逆風にもなりかねま せん。重要法案目白押しの今国会の終盤まで与野党のせめぎ合いが続きますが、その攻防が 新潟知事選に与える影響は極めて大きく、私達も目が離せない状況が続きそうです。

最後に

今、日大のアメフト問題が騒がれています。監督、コーチの辞任だけでは済まされず理 事長の責任問題にまで発展しています。が、これは政府与党にもあてはまります。森友、加 計学園問題、防衛省の日報問題、財務省の改ざん、文部科学省、厚生労働省の不手際……、 どれ一つをとっても他国なら政権交代にまで発展してもおかしくない問題です。

それなのに、官僚に対する処分ばかり発しても政治家は誰一人として責任をとろうとしま せん。今回の新潟知事選は巨大与党としての驕り、傲慢さに対する国民の審判を仰ぐ選挙と言っても過言ではない、と言えるでしょう。

どちらへ勝利の女神は微笑むか?

要注目です。

-毬藻-

sponsored link

関連コンテンツ