東京在住の生き人形作家、堀佳子容疑者(54)がマネージャー役と言われている無職の渡辺志保容疑者(54)と共に岡山地検に逮捕されました。
堀容疑者はこれまで複数の男女から合計8700万円を詐取したとして2015年に刑事告訴されていたのですが、担当弁護士からは遅々として進まないその捜査に対し、検察の怠慢とまで非難されていました。
8月の頭に週刊新潮が突如この件を報じており、それから一ヶ月もたたないうちの逮捕劇。穿った見方をすれば検察側からの事前リークがあったのか。それとも新潮がすっぱ抜いたのか。
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等といろいろ不可解な点もありますが、さらに驚くべきことに、被害総額は8億円という情報も飛び出し、それがまた宗教関係者へ渡っていたのでは?という疑惑も浮上。
なかなかに闇が深そうですが、一体これはどういう事なのか?
背景を探ってみました。
Contents
かいつまんで堀容疑者のこれまでの経緯を説明すると
・8月頭に週刊新潮で堀容疑者の金銭トラブルが報じられる
・2011年頃に63人から2400万円の借金を作り破産宣告を受けていた。
・色仕掛け等を駆使し、複数の人間からお金を詐取
・2015年-刑事告訴される
・2016年1月-自身のHPにて癌で闘病中との記述。
・2017年8月-渡辺容疑者と共に逮捕される。
以上になります。
各所の報道によると、渡辺容疑者は現在無職で、堀容疑者のマネージャー役という事でした。(警察発表か?)
つまり仕事上の付き合いではなしに、共同で詐欺を働いていたという関係だったようです。
さらに現在介護施設に入所中の堀容疑者の母親は「娘はマネージャーに騙されたと言っている」とも語っているので、堀容疑者は単に渡辺容疑者の操り人形だった可能性が出てきました。
元兵庫県警の刑事にして現在は作家である飛松五郎氏の証言によると、渡辺容疑者は関西の寺院と関係が深く、詐取したお金をそこへ貢いでいたという情報もありました。
「被害総額は8億円くらいでしょう」
「渡辺容疑者が関西の寺院と関係が深く、だまし取ったカネをそこに貢いでいたという話があります」(飛松五男氏) 日刊ゲンダイより
彼は元兵庫県警へ努めていた事もあり、OBとして情報をリークしてもらった可能性もありそうですが、寺院に寄付とは穏やかならぬ話ですね。
これが純粋に渡辺容疑者が新興宗教へのめり込んでいた故の行動であれば、それほど問題にはならないのですが、ここに反社会的勢力が1枚噛んでいたら事はやっかいでしょう。
現在は宗教法人の認可を得る事はかなり困難なようで、そのような状況にビジネスチャンスを見出す宗教法人ブローカーなる存在もいるそうです。
そのブローカーの中には反社会的勢力の人間もかなりの割合でいるという事なので、8億円、寺院、と聞いて私はよからぬお金の流れをを想像してしまいました。
なんら確証がないのであくまでも都市伝説として受け取っていただきたいのですが、想像を逞しくすれば、休眠状態の宗教法人を買い取る、或いは僧侶や教祖を色仕掛けで落として施設を乗っ取り、その宗教法人を利用してマネーロンダリングするという可能性も十分にありえる話のような気はしました。
かりに裏にそのような策動があったとすれば、これ以上事が公になる事はなく、このまま事件は風化、あるいは角田容疑者のように…
果たして続報が出てくるか否か。
以上、消えた8億円と堀容疑者と宗教についてでした。
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