安部首相の奥さんの昭恵夫人付きの職員だった中小企業庁の谷査恵子氏が在イタリア日本大使館1等書記官へ就任していた事が終戦の日の今日、朝日新聞により報じられました。
彼女はいわゆる「ノンキャリア」(国家公務員採用一般職試験を受けて入省)なのですが、そのノンキャリアで欧米大使館への異動は異例なんだとか。
彼女は森友学園の国有地売却問題に関し、土地取引に関するファックスを送っていた事が問題視されていたのですが、ネット上ではこの異動に関し、栄転、口封じなどとも揶揄され、いわゆる「安部叩き」が再燃しているようです。
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実は彼女の異動に関しては4月の時点で各メディアが、「異動予定」と報じていたのですが、
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/203543
朝日新聞によると、6日付で異動していた事がわかり、それが本日報じられたと、このような経緯でした。
さて、本日は何の日かというと、日本が太平洋戦争で負けた敗戦日。つまり8月15日。意図的にこの日を狙って報じたとすれば、実に朝日らしいやり方だなと感心してしまいます。
尤も6日付で判明していたものの、昨日になって朝日新聞がこの情報を入手していた可能性もあるでしょうが、いずれにせよ、普段の報道姿勢から察するに、この日にぶつけてきたと考えたほうが自然でしょう。
という事で、この報道に釣られるようにしてネット上では、口封じのための栄転では?なんて騒がれています。
森友問題に関し、彼女は昭恵夫人と学園をつなぐという重要な位置にいただけに、メディアが取材できないように海外へ飛ばしたのでは?という書き込みも見られますが、真相はもちろん藪の中。
このもやもやとしたフラストレーションが安部叩きに発展したという訳です。
数多くの疑惑をとりあえず脇に置いて冷静に考えてみると、可哀そうなのは谷査恵子さん本人。
ノンキャリアとはいえ一応は東大卒なわけでして、ひょっとしたら仕事がものすごくできた事が評価されての、異例とはいえ、無くはないノンキャリアでの欧米への異動という可能性を考えてみようとする人がいないというのが、ちょっと寂しい気もしますが、昭恵夫人の付き人としての仕事が抜群に評価されての異動と考えたほうが腑に落ちる人のほうが多いというのが現状のようです。
昭恵夫人の付き人になった事が、彼女にとってよかったのか悪かったのかはわかりませんが、なんにせよ、彼女が正当な評価を得ていないであろう事は察するに余りあるものがあります。
しかし本人としてはイタリアへ飛ばされればうるさいマスコミからも逃げられるし、とりあえずはこれで一安心といったところでしょうか。