甲子園夏の大会で惜しくも7-6と津田学園に敗れてしまった藤枝明誠高等学校(静岡県代表)ですが、
そんな中、一人の女性マネージャーが脚光を浴びています。
名前は八木晴香さん。(2年生)
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注目されている理由は、あだち充原作の漫画「タッチ」に登場するヒロイン、浅倉南に似てるから、という事らしいのですが、本人は「全然タイプが違うので意識したことはない」と苦笑。
さらには彼女のものと見られるツイッターアカウントが非公開となっている事から、ひょっとして大迷惑なんじゃ?
という事で、この件について思う所を書いてみました。
Contents
名前 八木晴香
生年月日 不明(2000年前後)
属性 明誠高校マネージャー
兄の八木大輔さんが静清高等学校で野球部に所属し、当時の監督が、現在藤枝の監督を務めている光岡孝さんだったという事が縁で野球部へ入部。
彼女自身も親父さんの影響で小学校時代から野球をしていたのですが、中学の時に男性との体力差を思い知らされて断念したという過去があった事も入部した一因だとか。
部内では部員70人分の食事の用意をしたり、落ち込んでいる選手を励ましたりと影で選手達をサポート。
監督からも「必要なことを言われなくてもやってくれる」との高評価。自身も野球経験者だっただけに、それが今になって存分に活かされているようです。
彼女はイッター、インスタグラムを利用していますが、ツイッターのほうは現在非公開。おそらく今回の件で脚光を浴びてしまい慌てて非公開にしたのか、それともプラベート用なので元々非公開だったのか、はわかりませんが、野球に携わっている写真から見る気丈でストイックな感じとはまた違い、表情は今時の女子高生そのもの。
ツイッターより
どっちが八木さんかわからないっすね。
こちらは仲間と。
久々みんなで集まれた幸せハッピー❤️❤️ #aida#大富#bff#一生もん
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さらにドン。
ピンポンピンポン〜 お腹いっぱい!!!!
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こちらがマネージャー稼業に勤しんでいる時の八木さん。
http://www.at-s.com/より
そもそも何故彼女が浅倉南と似ているのかと言わるようになったのかというと、答はユニフォームにありました。
浅倉南がマネージャーを務める高校も同じ発音のメイセイ学園(明青学園)。つまり単にユニフォームにプリントされたローマ字が一緒、というだけで県大会から「南ちゃん」と呼ばれるようになったそうです。
それにしても漫画の連載が終了したのが1986年と今から30年以上も前にもかかわらず、このように騒がれるというのは、いかに高校野球が幅広い年齢層から支持されているのかを改めて思い知らされます。
選手を差し置いて自分だけ不本意な形で注目された事に対し、彼女は申し訳けなさを感じていたそうですが、それでも藤枝明誠が注目されるならそれはそれで嬉しいとも語っていました。
彼女はまだ2年生という事で、来年も「戻ってきたい」と語っていたので、私が思うほどに彼女が大迷惑を被っていたと思っていたわけでもないようでした。
私は初めて知ったのですが、実は女子マネージャーが甲子園での練習へ参加が認められたのが今年から。
という訳で、今回は八木さんもノックのボール渡し等をして練習に貢献。
チームが注目されるならどのような形で取り上げられようが構わない、という彼女のチームが愛がにじみ出てくるようなエピーソドですが、
その背景にはおそらく、父も兄も野球経験者であり、自身も野球が好きでたまらなかったにも関わらず、性差により諦めざるを得なかったという、そんな悔しさがあったからこそ、あえてこのような形で話題に取り上げられた事に対しても正々堂々と臆する事なく立ち向かっているような、そんな気がしました。
マスコミに取り上げられるという事は、私達の目に見えないところでの反動もかなりのものだと察せられますが、
そんな世間の風聞をものともせずにインタビューにもきちんと答えているという、彼女の姿が選手達の心を打ち奮起を促している、というのは少々考え過ぎかもしれませんが、願望としてはそのような存在であって欲しいというのが正直なところではあります。
以上、藤枝明誠高等学校のマネージャー八木晴香さんについてでした。