バリバリ伝説や頭文字Dで、車、バイクといったイメージしかなかった漫画家のしげの秀一さん。
そんな彼が何を思ったのか、頭文字D終了後は突如高嶺の花という女性を主人公にした恋愛ものへ路線変更。
が、長くは続かず上下巻で終了。その後も同じく女性を主人公にした野球物、セーラーエースを連載しますが、こちらは5巻で終了します。
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5巻も続けばまあまあ、だと思いますが、いかんせん前例が前例ですからね…頭文字Dなんて1995年から2013年、つまり18年に渡り(単行本にして48巻!)ヤングジャンプへ連載してましたからね、「短っ!」と思われても仕方がないような気がしますが、案の定ネットでは「あれ?もう終わり?」「あんな微妙な終わり方?」「割りと好きだったのに…」等といった反応も見られ、若干消化不良の感も否めないと、そんな印象を受けました。
という事で、突然終了した印象を大いに受けますが、それは頭文字Dと比較してそう思えるだけであって、あれはあれで妥当な線なのかなと、思えなくもないですね。
或いはWBCにが終わったので「とりあえずこれでいいや。」と思ったのか。
おそらく「女性を描くのに飽きた」事が原因のような気がしますね…
ミニスカあり、パンチラあり、お色気あり、しかもJKとくれば…、
コンセプトとしては申し分ないのですが…
そしてこれは個人的な感想ですが、いかんせん画風、作風がそれらのコンセプトとマッチしておらず、加えてゲスになりきれない、といった、しげの秀一さんの生真面目な部分が致命傷となった、つまり、とりようによっては中途半端になってしまったが故の短期終了(といっても5巻)だったのかもしれませんね。
しかしゲスになりきって、主人公を性的に奔放な設定にしてしまうと、下着がチラリと見れるそのありがたみが薄れてしまうので、これはこれで微妙なところ。尤もそのような路線は雑誌のコンセプトから大いに外れてしまうので元々実現不可能だった事は言うまでもありませんが。
とスカートがめくれて下着が見えるシーンの描写はかなり秀逸だっただけに、そのへんはちょっと心残りではあります。
加えてあだち充路線を狙ったような気がしないでもないですが、全部は読んでいないので言及するのはこのぐらいが限界ですね。
すんません、ちょっと勝手な事を書きすぎました。
という事で次回作は
こちら
まだタイトルが未定らしく、わかっているのは車関係の漫画になるという事だけ。
あらすじも少し書いていますが、それによると、
時は202X年という近未来。
イギリスの自動車学校を1番で卒業した天才ドライバーが帰国して…
といった内容になりそうです。
予告画像からは公道レースになる雰囲気が感じられますが、気になるのが主人公の性別。
2作連続で女性を主人公をしたので今度は男性か?
とも考えられますが、私は女性が主人公になるような気がしますね、リベンジ的な意味でも。今回のセーラーエースの消化不良ともとれるような終了の仕方も実は本人にとっては不本意だった、と考えると、可能性としては低くはないような気はします。
女性に車を絡めつつの恋愛路線。比重としては頭文字Dよりも恋愛要素が多くなるのではないかなと…しげの秀一さんが女性を描くことに飽きてなければ、ですが。
と書いてきましたが、男性が主人公のほうが万人受けするでしょうね…
連載は夏頃からという事なので、座して待ちたいと思います。
以上