南米チリにあるバルパライソという都市で2日、
大規模火災が発生し、家屋100軒が消失。
これにより19人が負傷したという事ですが、幸いにも死者は出ませんでした。
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一体この都市で何があったのでしょうか?
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バルパライソとは南米チリの中部に位置する湾岸都市。
首都のサンティアゴからは直線距離にして60キロメートルぐらいという利便性に優れた場所に位置しています。
人口が27万人といいますから、日本でいうところの茨城県水戸市(26万8千人)ぐらいの規模。
ご覧のとおり南と東は山、北と西は海に面しており、おそらくは貿易や漁業で栄えている都市のようです。
2003年にはその歴史的な町並みが評価され、ユネスコの世界遺産に登録されており、近年は観光スポットとしても注目を集めています。
そのような街で一体何が起こったのでしょうか?
家事が起こったのは1月2日。
今回は「山火事」という事で、今のところ原因は特定されていないようですね。
この火事により森林地帯で50ヘクタール、住宅100棟が焼け、煙を吸うなどして19人が怪我をしたそうですが、幸いにも死者はでていないようです。
今回家事があったバルパライソはチリという南半球にある国に所属しているのですが、季節は日本真逆で現在は真夏。しかも乾燥しているという事で、出火したが最後…という事らしいですよ。
山火事が発生した背景には、その真夏故の高温と乾燥、さらには強風が関係していたようです。
数百人の消防隊員とヘリを動員しての消火活動を行っていたという事なのですが、日本においても昨年新潟で144棟が焼ける火事が発生し、その時の負傷者が14名だという事を考えると、その規模の大きさが容易に察っせられるのではないでしょうか。
そんな火災の最中にもかかわらず、家からテレビや冷蔵庫を運び出している人々もいたそうですが…
実はこの都市は過去にも大規模火災に見舞われています。
2014年4月12日-大規模な山火事が発生し、2500戸以上が消失、つまり今回の25倍超の規模の損害。
しかも原因は特定できていなかったのですが、
火災原因は現在調査中とのことですが、二つの可能性があるようです。
一つは、鳥が電線にぶつかり、切れた電線が下に落ちて発火原因となったというもの。しかしこれは、Onemiという国の組織の人が否定的な見解を示しています。
「火事が起こった地域には張られた電線はない。そしてそうした落ちたケーブルも見当たらない。それで感電した鳥が100メートル先まで飛び続けるということは考えられない。きっと人間の関与があるに違いない。」
http://turismo-yamaichi.seesaa.net/article/394671802.html
人為的な関与もあったのでは?なんていう見方もあるようでした。
この時には大統領が非常事態を宣言し、現地には軍隊を派遣して治安維持にあてていましたが、今回はツイッターで被災者に対し、励ましの言葉をかけていました。
2015年3月13日にも大規模な山火事が発生し、800ヘクタール、500軒が消失。
http://www.afpbb.com/articles/-/3042450
これを単なる偶然と片付けるかどうか…
ちょっと記憶が定かではないので場所を明記する事は控えますが、以前私が見たテレビニュースで、世界遺産に登録されたある場所にかなり酷い落書きがされた事がありました。
遺産保全の為に仕事上で不利益を被った人による犯行ではないかといわれていましたが、今回の件もなんだか似たようなケースだなとふと思い至りました。
ありえなくはないですが、今回の件に関しては強風だったという事で、自然発生的な山火事だったのではないでしょうかね。