「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」
という名言を放ったのはかの西村博之氏(2ch.sc及び4ch管理人)
という事でジョークサイトとして作成された架空の村のサイトがモーニングショーで取り上げられてネットで話題になっております。
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住所 〒018-1587 秋田県南馬宿村1電話回線は通っていません開庁時間:日の出~日没まで
この時点で胡散臭さマックスですが、その胡散臭さをあえて放ちつつも、他の、村の紹介文などのトーンは極めて真面目。
虚構新聞のような守りの姿勢があまり感じられないところがなんとも不気味。
モーニングショーでは秋田県の広報担当に南馬宿村について取材したそうですが、「存在しない」との事でした。さらにサーバー管理会社へHP制作について取材すると「個人情報なので教えられない」との事。当たり前ですな。
百聞は一見にしかず、とりあえず自分の目でご確認下さい。
架空の村についてこれ以上語るのもどうかと思いますが、ここまできたついでにメリットとデメリットを上げると…
メリット
・優遇税制
・村民全員が助け合う、互助精神が生きている(というか半強制)
・貨幣制度に縛られない
デメリット
・過疎化が深刻で移住者は歓迎されない
・学校がない
・鍵を絶対につけてはいけない
・都会より忙しい
・村八分が激しい
・村の掟に逆らってはいけない
・村に入った瞬間から監視される
・食堂がない
・公衆便所がない
・宿泊施設は1件だけ
・観光客には排他的かつ好戦的
中でも特筆すべきなのは「鍵をつけてはいけない」という点。鍵をつけなくてもよい、というのなら、それほど安心な村なのかとも想像できますが、つけてはいけない、と強制ですからね。これは鍵をつけることにより村人が「結界を張られた!」と騒ぐかららしいのですが、根底には仏教や神道、あるいは民間信仰の影響という設定もあるようですね。
ネタとして見るには「クスッ」と笑えるのですが、中には
と、ある種の風評被害を受けていらっしゃる方もいるようなので、当事者、あるいは秋田県民にとってはいい迷惑なのかもしれません。特に広報担当者は問い合わせの電話対応に忙殺されているのではないかと、そんな感じがします。
逆にこれを秋田県のアピールに活用…ないな。
ちょっと知名度が上がったぐらいでしょうね。
モーニングショーでは架空の存在と認識しつつ、役場に問い合わせるなど大真面目に対応していた事から、ネット上の反応も微妙なものでした。
私は同番組を見ていなかったので、どのようなトーンで放送されたかはわかりませんが、割りと真面目に取り上げられていたようです。
ジョークサイトにそんなに関わり合わなくても、という反応も見られましたが、やはりネットの暗黙知を知っている人とそうでない人の落差が浮き彫りにされた、そんなところでしょうかね。
以上、モーニングショーと架空の村についてでした。