地球から4光年という僅かな距離に生命が存在する可能性がある惑星があるとして話題になっています。
名前は「プロキシマb」
プロキシマケンタウリを周回する惑星だそうです。
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今回はそのプロキシマケンタウリbについて簡単にまとめてみました。
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場所を調べようとしていろいろな情報を見たのですが、正直これがまたなんともわかりにくい。
なのでごくごく大雑把にまとめました。
プロキシマbとは、ケンタウルス座を構成する恒星の一つである、プロキシマケンタウリ(ケンタウルス座α星C)を周回する惑星。
恒星とは単純に言えば自分で光を発する星。つまり太陽系でいえば太陽に相当します。
惑星とは恒星を周回する星で、太陽系でたとえると、地球や火星、水星、木星…に相当します。
因みに惑星を周回する天体(氷や岩石除く)が、衛星と呼ばれています。
プロキシマケンタウリは赤色矮星と呼ばれており、質量、半径ともに太陽の7分の1程度だそうです。
赤色矮星の定義は
・直径が小さい
・表面温度が低く、放つ光が赤みを帯びる
・明るさが暗い
・恒星としての寿命が長い
ウィキペディアより
であり、
真逆、つまり恒星としての寿命を終えようとし、かつ小さな天体は、白色矮星と言われるそうです。
距離は地球から約4.24光年で重量は地球の1.3倍で、約11日で公転しているそうです。
つまり1年が11日。
1光年は光の早さで1年かかる距離で、約9兆4600億キロメートルと言われていますので、その4倍ですから、40兆1104億キロメートル。これがプロキシマbまでの距離。
地球と太陽の間の距離が1億4960 km。ですので、太陽へ行く時間と較べて
26万8117倍
の時間がかかるようですが、ここまでくると単なる数字の羅列ですね。
1996年にはその存在が示唆(おそらく計算で?)されていたようですが、いかんせん技術が追いついていなかったので確認する術がありませんでした。
しかし重力マイクロレンズ効果による観測が可能となり、それによって今回の発見に繋がったというわけです。
さらに本日25日にイギリスのネイチャーという科学雑誌に発表される事になったので話題になったと、このような経緯です。
同惑星には水が液体で存在する可能性があるとされており、これによって「生命が?」という声も上がっていましたが、残念ながら確認する手段がないので、これはロマンで終わってしまいそうですね。
仮にいたとしても、かならずしも地球と同じ文明水準(或いはそれ以上)であるとは限らないので、いたずらに想像力を刺激するだけと考えれば、一般庶民にとってはあまり意味のない事のような気がします。
シムシティの目的がプロキシマケンタウリの伴星であるアルファケンタウリ恒星系への移住だったり、タンジェリンドリームもアルファケンタウリという名称のアルバムを出したりと、昔からロマン溢れる存在だっただけに、「いよいよか!」なんて気持ちもわからなくはないですが、それにしてもこのなんとももどかしい気持ちをどうにかしてくれ、というのが正直な感想ですハイ。