本日決勝戦を迎える高校野球ですが、
決勝戦に進んだ栃木県代表、作新学院の小鉢監督が話題になっています。
なんでも23歳の時に作新学院の監督に就任し、3年後にはチームを甲子園に導いたそうです。
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今回はそんな小鉢監督の経歴や指導方法、チームの強さの秘密等を探っていきたいと思います。
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名前 小鉢崇宏(こばりたかひろ)
生年月日 1983年6月22日 33歳(2016年8月現在)
出身 栃木県
身長 不明
体重 不明
血液型 不明
学歴 陽成中~作新学院高校~筑波大学
職業 保健体育教諭
ポジション 内野手(現役時代)
生まれも育ちも栃木県。
栃木一筋33年。(大学は茨城県ですが)
そんな栃木ラブの小針監督、自身の選手としての甲子園出場は2000年の時。
高2時に春の選抜に出場し、ベスト8にまで上りつめました。
高3の時は惜しくも県大会の決勝で破れています。
2006年4月に母校である作新学院へ赴任し、同年秋には早くも監督に抜擢されます。
つまり小鉢さん23歳の時になります。
2009年夏、作新高校は同監督のもとで甲子園への出場を果たし、
2011年夏、ベスト4進出。
2012年は春夏連続出場、
その後夏の大会は、2016年までチームを5大会連続で
甲子園に導くという偉業を達成しています。
作新学院の甲子園での経歴を見ると、1962年の春夏連続優勝を最後に優勝からは遠ざかっており、甲子園には1978年までポツリポツリ出ていたのですが、その後2009年、つまり小鉢監督就任までは甲子園出場すら果たせていませんでした。
つまり明らかに最近の作新学院の躍進は、小鉢監督の指導によるところが大きいと言えるでしょう。
なぜそのような強豪校へ?
以下にその理由を探ってみたいと思います。
まず小針流3箇条というものを一つ
1.受け身にならず、常に攻める姿勢でいるべし
2.常に新しい挑戦・改革をするべし
3.野球の悔しさは野球で取り返すべし
なんとなく言わんとしている事はわかるのですがちょっと抽象的ですね。
次に具体的な方法を見ていくと…
1.勝つことだけにこだわらず、人間的な部分の成長を常に頭に入れながら指導している。
2.チームの状態(個人が突出しているのか、チームワーク重視か等)に合わせて戦略を立てる。
3.できるだけ失点しない守り、攻めの守りを重視
4.試合ごとにスタメンや打順を変える柔軟な発想とそれを実行する思い切りの良さ(それをするにはチームの選手、一人ひとりについてきちんとコンディションや特性を把握している事が前提条件)
5.積極的な継投策の活用
6.技術も大切だが、勝負強さも大切
7.99人の部員のうち90人以上が地元栃木出身者。
8.常に謙虚に初心を忘れず、自ら立てた目標に向けて精進する。
等等。
30代前半にして偉業を達成した裏には、このようなきちんとした戦略があったようですね。特に目を引いたのが、その柔軟な姿勢と、地元出身者を主体にチームを構成しているという点。
小針監督自身はチームに来てくれた子はみな大切にすると、出身にはこだわっていないようでしたが、理想としての地元出身者で構成するチームというのは心の内にあるようですよ。いわゆる地域密着型というやつですかね。
おいそれとは真似できそうもない彼の指導がある限り、チームとしての強さは以後暫く継続していきそうな、そんな予感が致します。
新世代監督の誕生といったところでしょうか。
最後に例の画像を貼って終わりにしたいと思います。
http://techgirl.jp/より
以上小鉢監督と強さの秘密についてでした。