松本零士さんといえば宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999を思い出す方は多いんじゃないでしょうか。
昔から老人というイメージがあったのですが、今年で78歳になるそうです。
とうとう本当の老人になってしまいましたね。
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そんなわけで今回は松本零士さんの作品…ではなくて、家族やおもしろエピソードについて調べてみました。
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生年月日 1938年1月25日 78歳(2016年8月現在)
出身 福岡県久留米市
身長 不明
血液型 B型
デビュー 1954年
職業 漫画家
趣味 古式銃収集
松本零士と言えば私も例に漏れず銀河鉄道や宇宙戦艦ヤマトの名前を上げますが、そのその他にインパクトがあった作品がザ・コクピットというアニメの音速雷撃隊という話。
主人公が特攻兵器「桜花」に乗り込み敵空母に突っ込んでいくシーンに子供ながら凍りついた想い出があります。善悪もあまり知らない頃だったので、それが悲劇とも感じられず、ただただその圧倒的なエネルギーに開いた口がふさがらなかったのを未だに覚えています。(因みに桜花の実際の戦果を調べてみると、撃沈されたのは駆逐艦ばかりで空母はありませんでした。)
今振り返るとイデオロギーや倫理に縛られないあの純粋な気持ちは宝でしたね…
今は跡形もなく消え去り…いや、片鱗はあるか…
大人になるといろいろなものを失っていく、そんなことを染み染みと感じてしまいます。
父親-松本強元日本帝国陸軍航空隊のパイロットにして最終階級は少佐。テストパイロットをやっていたといいますからかなり腕が立つ人だったのでしょう。大戦末期には屠龍という戦闘機で米軍と戦っていたそうです。戦後は「敵の戦闘機に乗れるか」と、自衛隊への入隊を拒否。炭焼きを野菜の行商をして生計をたてるも、それ故に家族は赤貧状態だったそうです。
ウィキペディアより
母親-元女学校の先生で薙刀を振り回していたという豪傑。戦後は夫の意地のために貧乏暮しを強いられますが、不満も言わず夫を支え続けていたそうです。
弟に松本將(まつもすすむ)さんと言う方がいますが、技術畑を歩み、現在は早稲田大学の名誉教授として活躍しています。
http://www.waseda.jp/より
お兄さんより温厚な感じがしますね。
妻–牧 美也子(まき みやこ)さん。松本さんと同じく漫画家で、松本さんが24歳に結婚。3つ年上の姉さん女房で現在は81歳です。
http://blog.excite.co.jp/i-watch/より
アマゾンより
いわゆるレディースコミックの草分け的存在だそうで、画風のほうも少女漫画とは一味違うシャープな感じですね。あの梶原一騎ともコラボしており、「恋人岬」という作品を発表しています。
さて、気になるのがお子さんの存在ですが、ネットで検索してもヒットしませんでした。松本作品と生い立ちの情報で埋め尽くされているので、あまり需要はないのかもしれないですね。
典型的な九州男児の息子として生まれた松本零士さん。かなり短気で喧嘩っ早かったそうで、あのトレードマークの帽子のドクロマークは伊達じゃないそうですよ。
検索したら吉田豪さんのラジオでの話が面白かったのでここに抜粋しておきます。
・シミュレーターで飛行機の操縦を覚えるも、無免許でボロボロの飛行機を運転
・北海道の上空で飛行し、高度1万メートルでレーダーに7つの機影が出現。ソ連軍のスクランブルだったとか。
・コンコルドの操縦席に入り、漫画家好きの機長と仲良くなりコンコルドを操縦。(客つき)
・「墜落実験をやろう」という事になりコンコルドを急降下させる。
・席にもどった松本さん、同乗していたちばてつやさん(漫画家)に「飛行機が揺れたろう、あれは俺がやった」と言うと「もう二度と行かせん!」とトイレに行く度に腕を掴まれる。
・最終的には「爆雷投下」をしたとか。詳細は不明。
・ケニアでライオンと決闘しようと思い、ライフル銃を持って車で駆っていると間違ってタンザニアへ侵入。
・タンザニア兵に銃をつきつけられるが松本さんも負けずに銃をつきつける。
・「そこは国境だ」と言われ松本さんが謝り、その後タンザニア兵と宴会へ。
・あとでライフル銃の弾倉を開けたら弾がなかった。
・「外国に行ってほとんどの飛行機は操縦した。無免許だけど。」
・太田裕美を乗せてジェット機を操縦した
・「ブチ殺す」が口癖。が、本人にとっては挨拶の言葉。
どこまで本当かは本人のみぞ知るところですが、松本さんいわく「昔はゆるくてよかったんだよね。」との事。
おいおい、そんなレベルの話じゃないだろうーに、とツッコミたくなりますが、そんな豪快な行動力があったからこそ、あのような漫画が描けたのかも…
と、キレイに落とそうと思ったのですが、どうもしっくりきませんな。
今まで物静かな印象だったのですが、一気に見方がかわりましたね。これもネットさまさまというところでしょうか。
以上松本零士さんについてでした。