もう出ないと思っていましたがまたまた新しい情報が出てきました。
バドミントンの桃田賢斗選手と田児賢一選手が闇カジノの他に同じ墨田区にある闇スロット店へ出入りしていた事が判明。発表があったのは本日12日。
二人の所属先のNTT東日本によると、田児、桃田選手を含む計7人が違法なレートで営業しているスロット店、いわゆる闇スロット店へ出入りしていたという事でした。
sponsoredlink
これが公表されたのは本日ですから処分決定後の事。これをもって、後出しでは?という声も聞かれましたが、果たして本当に記者会見後の調査で分かった事だったのでしょうか?
Contents
NTT東日本によれば、闇カジノ店と同時期、つまり2014年末から2015年初頭に東京都墨田区にある違法スロット店へ訪れ、田児選手は20回で50万円、桃田選手は5回で数十万円負けたという事でした。
場所は東京都墨田区としか発表されておらず、闇カジノ店があった錦糸町かどうかは不明。
田児選手の場合20回で50万円の負けなので、1回あたり2万5千円の負け。桃田選手の場合は5回で30万円負けとすれば、1回あたり6万円。これは一般店と変わらない金額ですね。下手すりゃ一般店の大負けよりは負け金額が少ないかもしれません。
そのような金額のところへ何故危険を犯して行ったのでしょうか?
法律で定められたレートでは満足出来なかったのでしょうが、その他にも実は違法行為をして捕まるかどうかというスリルそのものにハマったとも考えられなくはないですね。
私はギャンブル関係は昔ちょっとパチンコやスロットをやった程度であり、闇スロットについての知識がないので調べてみました。
通常のスロットは射幸性を煽らないように一度に勝てる枚数を抑えています。それでは大きく勝てないと不満を抱く人の為にに作られたのが、よりギャンブル性が高く審査基準をクリアしていない改造機種である違法スロット。それを設置しているお店を違法スロット店というそうです。
違法スロット店は様々な形態で営業しているとは思うのですが、一例を上げれば闇カジノと同じく一見さんお断りで人の紹介で出入りできる、マンションの一室や雑居ビルを使った無許可のスロット店等があります。
多くの場合入り口に監視カメラがついているという事なので、いわば闇カジノのスロット版と考えていいのではないでしょうか。
闇カジノと違う点は、おそらく人件費がかからず省スペースで出来る事があげられます。闇カジノより小回りがきくという事なのでしょう。
さて、その違法スロットはどれぐらい存在するのかというと、看板も出されていなく、違法なのでもちろん届け出もされていないので皆目見当が付きませんが、2014年7月から2016年2月の間にメディアで報道された摘発例を上げると12件。もちろんその他にも摘発されているのでしょうが、随分少ない印象を受けますね。
1年半で12件ですよ。
対して儲けはというと、一例を上げれば20台設置して売上が1日15~20万円。そのうち純利益が10万円。つまりこの場合は1月に300万円ぐらい。
このような違法カジノは売上も少なく、市民に危害を加えるわけでもないので案件の重要度としては低いそうなのでつぎからつぎへと参入してくるのではないでしょうか。
しかしいくら重要度が低いとはいえ、通報があれば警察も動くので、お客から恨みを買わないように、お店側としても生かさず殺さずじわりじわりと絞りとっていく高等テクニックが必要なのかもしれません。その他にも警察情報に通じている情報屋との付き合いなどもあるようなので、かなり面倒くさそうな感じがします。
今回田児選手が通っていたお店かどうか分かりませんが、錦糸町の近くの雑居ビルの闇スロット店「神楽」が2015年5月27日に摘発されています。営業開始が2015年1月なので、時期としては田児、桃田選手が錦糸町の闇カジノへ出入りしていた頃と重なりますが、住所が江東区なため、NTTが発表した墨田区という情報とは合致しません。
が、
この「神楽」、江東区にあったといっても、キャバクラやラブホテル街からさらに南、つまり地図でいうところの首都高の南側付近にあったと思われるので、田児選手が通っていた闇カジノ店からも近く、ここへ通っていた可能性もありそうです。
ピンの目印が立っている東京環境工科専門学校付近がラブホテル街です。
以上闇スロットについてでした。