こんにちは。
正直競馬はさっぱりわからない管理人です。そんな管理人でも藤田菜七子さんは知ってますよー。
よくテレビや新聞で取り上げられてますからね。
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ただそれだけの理由で藤田さんについてはさっぱりわからなかったのですが、今回藤田さんについていろいろ調べていたら「下手」とのキーワードがチラホラと。
新人だから下手なのは当たり前なんだろうけど、それでもちょっと引っかかるものがあったのでその下手と言われる背景をさぐってみました。
Contents
名前 | 藤田菜七子(ふじたななこ) |
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生年月日 | 1997年8月9日 18歳(2016年3月現在) |
出身 | 茨城県 |
身長・体重 | 157.4cm・45.6kg |
血液型 | A型 |
所属団体 | JRA |
デビュー | 2016年 |
特技 | ピアノ・英会話・水泳・空手・剣道 |
小学校5年生頃にテレビで競馬を見て格好いい!と思い、以来馬に乗ってみたいという想いが芽生えたしょうです。
つまりテレビで見たその一瞬が以後の人生を決めてしまったという訳でした。家族や親戚にも競馬関係の仕事についている人はいないという事なので、生活環境の影響は皆無。実に不思議なめぐり合わせですね。
競馬とは関係ない家庭に生まれた菜七子さんですが、親からは反対されなかったのでしょうか?
騎手になるには中学を出て競馬学校へ通わねばならず、故に途中で放り出す事はなかなか出来なさそうなので、ある程度の覚悟が必要だと思うのですが迷いはなかったのか?そして周りは反対しなかったのでしょうか?
意外な事に家族からは反対されずに「やりたいなら頑張ってみればいいよ。」とスムーズに競馬の道へ進む事を許可さます。
小学五年生で競馬に憧れた菜七子さんはその翌年つまり六年生の時に、JRAが経営する美浦トレーニングセンターへ通い始めます。
ここには、後に入る競馬専門学校の準備段階として通っている人が多いらしく、その専門学校の競争率30倍という狭き門をくぐるには事前にこのようなトレーニングセンターへ通う事が必須という事です。
しかもこのトレーニングセンターは菜七子さんが住んでいる茨城県守谷市から東へ30kmほどしか離れておらず、車で送り迎え出来る距離なので、このへんにも何か運命めいたものが感じられます。
さらに菜七子さんは幼少時からピアノ、水泳英会話、空手、剣道とこなし、空手は初段、剣道は二段という腕前。そのようななんでもトライさせてくれる家庭環境があってこそのトレーニングセンター通い。何から何まで揃っているのは実に驚くべき事です。
JRAが話題作りも考えて多少贔屓目に採用したのかなとも思いましたが、経歴を見るとそうでもなさそうですね
2013年に競馬学校第32期生として入学します。
募集人員は15人と少なく競争率は30倍。
2016年に騎手免許を取得。
JRAの女性騎手としては2000年にデビューした西原玲奈さん以来16年ぶりとなります。久しぶりの女性騎手誕生、しかも可愛いときているのですから話題にならないはずはありませんね。
デビューした瞬間から大きくスポーツ紙等で報じられてそのプレッシャーは相当なものがあると思うのですが、そんな話題先行を見かねた一部の人々からは「藤田菜七子は下手」との声が上がっていました。
さて、何が下手なのでしょうか?
以下にその理由を探ってみたいと思います。
何をもって下手なのかは各自意見が別れるところですが、以下に様々な角度から順を追ってさぐっていきましょう。
3月24日に36戦目にしてようやく初勝利を上げた菜七子さん。これが早いのか遅いのかはさっぱりわからないので、それは置いといて、以前活躍した女性騎手の勝率を見てみましょう。
競馬学校へ入学した時点で女性騎手と男性騎手を区別する事はナンセンスだとは思いますが、そこはちょいと目を瞑ってくださいね。
ここでは3人の例を挙げます。
藤田さん以前に活躍した西原玲子騎手の場合、2000年のデビュー年は362戦して勝利が18回でした。勝率4.97%。
JRA史上初の女性騎手の一人である増沢由貴子騎手の場合、1996年デビュー年は292戦中勝利は18回。勝率6.16%でした。
因みに武豊さんの場合は1987年のデビュー年は1108戦138勝。勝率12.5%。ずば抜けてますね。しかも1000戦以上という事は休みの日を除くと1日3回ぐらい騎乗している計算になりますね。そんなに乗っているているとは知りませんでした。たまげたなぁ。
対して藤田さんの場合は37戦で2勝。サンプル数が圧倒的に少ないというツッコミはなしにして、勝率にして5.4%ですので女性騎手としてはまずまずの滑り出しではないでしょうか。
ですので今のところ勝率からは下手という事は当てはまりませんね。
それでは何を根拠に下手と言われているのか?
それはおそらく、実績が露出度に比例していないという単純な理由なのではないでしょうか。活躍する前から騒がれ、それで一勝も出来ないのでは下手と言われても仕方がありませんが、まだ100戦もしていないのですから、そこまでいう事もないとも思えますが、実は半分ネタとして楽しんでいてこれも注目度の一つの尺度として見れば、目立つゆえの逆説的な礼賛とも受け取れない事はなさそうです。
競馬の様子を見てまだフォームがなっていないという人もいますが、とりあえず2勝あげたわけですから(それも1日に!)結果は出ているのであとはこれをどう積み上げていくかではないでしょうか。
久しぶりの女性騎手という話題性とルックスが各方面から注目され4月からはなんとホリプロ所属が決まりました。今後はアッコにおまかせ等へも出そうですが、これでさらに露出度が高まり、それに勝利が追いつかないとまた「下手なくせに」という声も上がってきそうですが、今後果たして順調に結果を出し続けて行くことができるかどうかに注目です。
以上「藤田菜七子さん下手?」の検証でした。